第33回アニメグランプリ

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アニメージュ今月号は「アニメグランプリ」発表号。
昨年一昨年とネタにしてきたので今回も触れておきます。
(対象期間:2009年12月1日~2010年11月30日)



今年のグランプリ結果、1~5位は以下の通り。

【作品部門】
  1. イナズマイレブン(1993票)
  2. デュラララ!!(768票)
  3. けいおん!!(656票)
  4. 戦国BASARA弐(344票)
  5. Angel Beats!(253票)

【サブタイトル部門】
  1. 最終回 卒業式!(『けいおん!!』第24話)(388票)
  2. 友情の究極奥義!(『イナズマイレブン』第65話)(282票)
  3. 国士無双(『デュラララ!!』第7話)(217票)
  4. 蒼紅決死戦!激闘の果てに吹く風の音よ!!(『戦国BASARA弐』第12話)(195票)
  5. EPISODE.13 Graduation(『Angel Beats!』第13話)(189票)

【男性キャラ部門】
  1. 風丸一朗太(『イナズマイレブン』)(362票)
  2. 折原臨也(『デュラララ!!』)(341票)
  3. 吹雪士郎(『イナズマイレブン』)(335票)
  4. 平和島静雄(『デュラララ!!』)(279票)
  5. 坂田銀時(『銀魂』)(224票)

【女性キャラ部門】
  1. 平沢唯(『けいおん!!』)(339票)
  2. 音無春奈(『イナズマイレブン』)(332票)
  3. 中野梓(『けいおん!!』)(250票)
  4. セルティ・ストゥルルソン(『デュラララ!!』)(189票)
  5. 秋山澪(『けいおん!!』)(171票)

【声優部門】
  1. 小野大輔(626票)
  2. 宮野真守(614票)
  3. 神谷浩史(462票)
  4. 西墻由香(289票)
  5. 中村悠一(257票)

【アニメソング部門】
  1. 僕らのゴォール!(『イナズマイレブン』OP)(260票)
  2. SWORD SUMMIT(『戦国BASARA弐』OP)(248票)
  3. 本気ボンバー!!(『イナズマイレブン』ED)(202票)
  4. 天使にふれたよ!(『けいおん!!』IS)(198票)
  5. つながリーヨ(『イナズマイレブン』OP)(183票)



昨年度はイナズマイレブンの年だった……のか? 自分的にはまったくピンとこないですけど。まあ、アニメージュの投票層は最近は女性が多そうなので、女性受け作品がある程度の一極集中する傾向にあることを踏まえるとこうなるといったところでしょうか。

主な作品の推移(※続編含む)を見てみると──

イナズマイレブン 18→1
けいおん! 1→3
戦国BASARA 5→4
銀魂 2→6
鋼の錬金術師FA 4→9
ガンダムOO 3→15

イナイレの急上昇っぷりが異常。サブタイトル部門では20位中8本、男性キャラ部門では20位中9人(女性キャラ部門でも5人)と紙面が埋め尽くされた印象。もちろん後半に向かって盛り上がっていったのかもしれませんが、以前、公式HP上で行なわれたキャラ人気投票の雪辱か何かなのかもと思ったり。



他タイトルに目をやれば、今年に限った話ではないですが、これが20位内に来るか?と思うものも多くて、本当に日本のアニメのメインストリームは深夜に移ったのだなぁと実感できる結果でした。そんな中、票の中身はさておき『ハートキャッチプリキュア!』の19位は健闘。

しかし、『君に届け』が圏外(50位外)だなんて。放送が集計期間序盤だったせいで投票時には盛り下がってしまったかな。でも同じ視聴者層と思われる『海月姫』も17票止まり(45位)だし、この手の投票層には合わないのかも。爽子が19位に入っているのが救いか。

声優部門は例年と違わず、キャッチーなキャラをアテた者勝ちになってますね。4位の名前に見覚えがないと思えば、案の定、男性キャラ1位の声優でした。小野大輔と神谷浩史と宮野真守などが上位常連で、今回、コードギアス終わりの福山潤が14位に落ちているのが良い例かと。まあ、声優人気=キャラ人気というのは、ある意味、声優の本分とも言えるので痛し痒しといったところでしょうか。

投票数はグランプリ作品で4桁に回復。とはいえあくまでもニッチ票の集中でしかないので諸手を挙げて喜べないのがなんとも。AKB的というか、もはや「国民的○○」というものは生まれないのでしょうね。



それではいつもの個人的ベストを考えてみます。

【作品】『君に届け』→圏外
【サブタイ】「セックス・アンド・ザ・アマーズ」(『海月姫』第1話)→圏外
【男性】桜井智樹(『そらのおとしものf』)→41位
【女性】来海えりか(『ハートキャッチプリキュア!』)→圏外
【声優】石田彰 →17位
【アニソン】裏切りの夕焼け(『デュラララ!!』OP)→11位


作品部門はあえて去年と同じ『君に届け』。さすがに圏外はないよ。他に選ぶとしたら『デュラララ!!』。後半とか弱いところはあるけどフェチに偏らない作風が良かった。フェチ全開な『そらのおとしものf』も捨て難いけどこれを昨年度の代表には私は推せない。

サブタイトル部門は各作品各回をきちんと記録しているわけでもないので毎度思い出すのが難しい。『海月姫』は作品全体としての評価は『君に届け』には届かないポジションながら各回のインパクトはしっかりしているので、作品方向の提示、作画などから初回を挙げてみた次第。第5話のアフロ封印も好きだったりしますが。

男性キャラ部門は欲望に忠実な姿のバカカッコ良さ、保志総一朗の生き生きとした演技から。そういえば昨年選んだ真田幸村も保志声だったり。他に浮かんだのは『海月姫』の鯉淵蔵之介とか。ただこちらは微妙に男性キャラとして選んでいない気もするのでパス。女性キャラは意外な青属性キャラがハマりました。

声優部門は今更ながら石田彰スゲーな気分になっていた1年だったので。アニメに限らず、そこかしこの吹き替えで石田声を堪能してました。次点は水沢史絵。昨年の齋藤彩夏のように、えりかから入って他の声を知ってというパターン。

アニソン部門はこれか『とある科学の超電磁砲』のOP「only my railgun」で悩んだけれど作品力でこちらに。今回も次点は「ミラクル☆メロディハーモニー」で。



以上。

それにしても、このアニメグランプリって発表月が5月発売号と遅めなのだから、集計対象期間を1月1日~12月31日にしちゃった方が判り易いと思うんですがどうでしょう。1クールアニメが主流の現在だと年初どころか前年12月分は記憶に薄くなりがちです。

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