レッツ&ゴー残像DVD問題
第2次ミニ四駆ブームの立役者『爆走兄弟レッツ&ゴー』のDVD-BOXがとんでもない仕様だという話を耳にしました。
1997年の「ポケモンショック」以降、TVアニメには光の点滅や激しい動きのある箇所に残像処理を施すのが一般的になりましたが、しかし、DVD化の際にはその処理を外すのが通例です。
これは当然、垂れ流しメディアであるTVと、購入もしくはレンタルしたものを自らの意志で再生しなければ目に触れることのないDVDとのメディアの違いからくるものです。
ところが今回のレッツ&ゴーのDVDには、かつてTV放送されていた時には何の処理もされていなかった映像に、わざわざこの残像処理を付け加えてあるというのです。しかもこれが尋常ではない見辛さだとか。
ここが変だよレッツ&ゴーDVD化&公式サイト
http://www12.atwiki.jp/mokemoke/pages/1.html
前述したようにTVで再放送をするというのなら今の放送基準に合わせた新たな残像処理を施すことも理解できますが、DVDというパッケージ商品にこんなことをする感覚は到底理解できません。
メーカー側の言い分は以下の通り。
小学館・shopro
http://cgi.shopro.co.jp/tv/let_go/dvd_2.html
ちなみに私は今現在の残像処理基準自体、過剰だと思う1人。ポケモンでは補色関係の赤と青の明滅が影響を大きくしたのであり、アニメの表現手段(コマ毎の画像の変化量)をまったく考慮せずに映像数値だけで「動きが激しい場面=激しく画面が変化=同様の効果」と設定されているのはいささか強引だと思います。
今回の問題は、この告知が発売後だったこと。
商品仕様ページには現在、以下の一文が加えられています。
残像処理をHPで告知したのはDVD発売から5日後の2007年10月29日。さらに悪質なのは現在この事実さえも隠蔽しようと同告知日を2007年9月19日に修正していること。
そもそも「皆様の安全」などと謳っていますが、本商品の購買層はかつての視聴者=大人であり、仮にその人たちが子供に見せる場合は各々の家庭環境で判断すればいいだけのこと。まさに小さな親切大きなお世話。本当に必要なのはパッケージやDVD冒頭に表示させる「視聴の際はご注意を」の一文です。
小学館側は「予算が限られた中での最良(=苦肉)の処理」などと言っているそうですが、小学館ではパッケージに注意文を入れる予算はとてもとても膨大なのですね。
このように映像商品で一番重要な商品価値を持つ部分が改変されているというのに、そのことを隠して販売するなど詐欺と言わずしてなんと言うのか。
しかし、ディスクの物理的損傷でもなく、実体のない映像データの欠損でもなく、ただ見辛い処理が掛けてあるという今回の事例では消費者センターは動いてくれず、メーカーも返品を受け付けていないそうです(※amazonでの一部を除く)。
本作は私も好きな作品であり、このDVD-BOXの購入も実際考えていましたが、無印&WGP編だけでも10万円超の商品。悩んでいるうちに発売日を迎えてしまっていたおかげで私は難を逃れました。
購入者たちの脱力感は想像するに難くありません。
このような商品&メーカー対応を蔓延らせないためにもとりあえず発売が目前に迫るMAX編は絶対に買わないように。
amazonカスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/
1997年の「ポケモンショック」以降、TVアニメには光の点滅や激しい動きのある箇所に残像処理を施すのが一般的になりましたが、しかし、DVD化の際にはその処理を外すのが通例です。
これは当然、垂れ流しメディアであるTVと、購入もしくはレンタルしたものを自らの意志で再生しなければ目に触れることのないDVDとのメディアの違いからくるものです。
ところが今回のレッツ&ゴーのDVDには、かつてTV放送されていた時には何の処理もされていなかった映像に、わざわざこの残像処理を付け加えてあるというのです。しかもこれが尋常ではない見辛さだとか。
ここが変だよレッツ&ゴーDVD化&公式サイト
http://www12.atwiki.jp/mokemoke/pages/1.html
前述したようにTVで再放送をするというのなら今の放送基準に合わせた新たな残像処理を施すことも理解できますが、DVDというパッケージ商品にこんなことをする感覚は到底理解できません。
メーカー側の言い分は以下の通り。
発売後、DVDの映像について、何件かお問い合わせをいただきましたのでここでお答え致します。
本作品はこの度のDVD化に際して、光過敏症への対応として社団法人民間放送連盟の「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」で定められました基準に従い、画像修正を行っています。
テレビ放送ではなくDVDではありますが、1996年当時の映像表現、特にテーマであるミニ四駆レースの疾走感をだすための道路・背景表現が基準の数値を超えるものが多用されておりましたので、皆様の安全を考えまして、全編に渡り前記基準にあわせた修正を行っております。 本編中に“残像”が見えたりする場面は修正処理がされたものです。
今後発売予定の“レッツ&ゴーWGP”“レッツ&ゴーMAX”も同様な修正処理を行う予定となっております。
皆様のご理解をなにとぞお願い致します。
小学館・shopro
http://cgi.shopro.co.jp/tv/let_go/dvd_2.html
ちなみに私は今現在の残像処理基準自体、過剰だと思う1人。ポケモンでは補色関係の赤と青の明滅が影響を大きくしたのであり、アニメの表現手段(コマ毎の画像の変化量)をまったく考慮せずに映像数値だけで「動きが激しい場面=激しく画面が変化=同様の効果」と設定されているのはいささか強引だと思います。
今回の問題は、この告知が発売後だったこと。
商品仕様ページには現在、以下の一文が加えられています。
※本商品は「光過敏症」対策として原版に映像処理を施していますので、あらかじめご了承ください。
残像処理をHPで告知したのはDVD発売から5日後の2007年10月29日。さらに悪質なのは現在この事実さえも隠蔽しようと同告知日を2007年9月19日に修正していること。
そもそも「皆様の安全」などと謳っていますが、本商品の購買層はかつての視聴者=大人であり、仮にその人たちが子供に見せる場合は各々の家庭環境で判断すればいいだけのこと。まさに小さな親切大きなお世話。本当に必要なのはパッケージやDVD冒頭に表示させる「視聴の際はご注意を」の一文です。
小学館側は「予算が限られた中での最良(=苦肉)の処理」などと言っているそうですが、小学館ではパッケージに注意文を入れる予算はとてもとても膨大なのですね。
このように映像商品で一番重要な商品価値を持つ部分が改変されているというのに、そのことを隠して販売するなど詐欺と言わずしてなんと言うのか。
しかし、ディスクの物理的損傷でもなく、実体のない映像データの欠損でもなく、ただ見辛い処理が掛けてあるという今回の事例では消費者センターは動いてくれず、メーカーも返品を受け付けていないそうです(※amazonでの一部を除く)。
本作は私も好きな作品であり、このDVD-BOXの購入も実際考えていましたが、無印&WGP編だけでも10万円超の商品。悩んでいるうちに発売日を迎えてしまっていたおかげで私は難を逃れました。
購入者たちの脱力感は想像するに難くありません。
このような商品&メーカー対応を蔓延らせないためにもとりあえず発売が目前に迫るMAX編は絶対に買わないように。
amazonカスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/
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