TBSのフジテレビ化なのか
私はドラマに関してはアニメのように全ての番組をとりあえず初回チェックするようなことはせず、CMなどで目に留まったものをちょこちょこ見る程度。
そんな私の極々少ない視聴からの印象でしかないのですが、最近のTBSはどうもフジテレビ的なものを取り込もうとしているように感じます。『MR.BRAIN』然り──そして『こち亀』然り。
『MR.BRAIN』は、先日書いたように『HERO』だったり『ガリレオ』だったりしましたが、今回の『こち亀』は──
──とフジ節全開。
一番はスマスマのコントっぽさ。ラサール石井が出た場面など両津本人をゲストに迎えたコントにしか見えなかった。TBSとしては『寺内貫太郎』のつもりなのかもしれませんが。
コント的なのはOPにも現れており、歌詞があくまでも『こち亀』をフィクションとして外から見ている代物。これは最初からまともなドラマを期待するなと釘を刺しているとも言えます。
実は放送日、たまたま『ミュージックステーション』を目にする機会がありましたが、そこに慎吾両津がまんま出演しており、一瞬『こち亀』はテレ朝で放送するものと混乱しました。番宣やりすぎでしょ。
他局で番宣みたいなことが堂々とまかり通るようになったのっていつからだろう。昔は局の垣根を越えることが出来なかったことで口惜しいこともあったけど、それが局ごとのカラーを守ってもいたと思う。今回のこととか、もはやキー局全部が系列局のようで、ますますどこを見ても同じにしか感じなくなったような気がします。
そうか、TBSのフジ化なんて氷山の一角なのか。
全てのテレビ局が持ちつ持たれつパクりパクられ、企画の使い回しは当たり前、目先の視聴率稼ぎで縮小再生産を繰り返した結果、全てのテレビ局はひとつに繋がっていたんですね。
閑話休題。
せっかくなので『こち亀』の感想。
個人的に『NIN×NIN忍者ハットリくん』以来、マギー脚本は信用していないので、OPで名前を見た瞬間ガッカリ、実際に見てウンザリでした。頑固親父と母親の死の責任を父親に向ける息子の確執ドラマなんて手垢が付きすぎたネタを何の捻りもなく見せるばかりとは。
散々言われているキャスティングですが、最初から『こち亀』ファンなんて無視しているのは明白。香取慎吾の両津はコントキャラでしかなく、もこみちの中川は嫌みな成金に成り下がり、香里奈の麗子は暴力スイーツと化している。良かったのは伊武雅刀の部長ぐらい。
とはいえ、今『こち亀』をドラマ化するならこの路線しかなかったんだろうと思わなくもない。そもそも原作『こち亀』の中身は「下町人情」「ギャグ」「ホビー」などなど、様々な要素がないまぜになって成立しています。
ドラマ化にあたっては下町人情を押し出す男はつらいよ路線が妥当ですが、それは丁寧な物作りが必須。金は出せぬが数字が欲しいとなると話題性優先のキャスティングで軽く見れる内容になるのは当然の結果かと。
まあ、それは既に『こち亀』である必要はないけどね。
だから私はドラマ コント『こち亀』はもう結構です。
そんな私の極々少ない視聴からの印象でしかないのですが、最近のTBSはどうもフジテレビ的なものを取り込もうとしているように感じます。『MR.BRAIN』然り──そして『こち亀』然り。
『MR.BRAIN』は、先日書いたように『HERO』だったり『ガリレオ』だったりしましたが、今回の『こち亀』は──
- OPの慎吾ママっぷり
- ちびまる子ちゃん的なコント寄りドラマ
- 西遊記を感じさせる香取慎吾のキャラ演技
──とフジ節全開。
一番はスマスマのコントっぽさ。ラサール石井が出た場面など両津本人をゲストに迎えたコントにしか見えなかった。TBSとしては『寺内貫太郎』のつもりなのかもしれませんが。
コント的なのはOPにも現れており、歌詞があくまでも『こち亀』をフィクションとして外から見ている代物。これは最初からまともなドラマを期待するなと釘を刺しているとも言えます。
実は放送日、たまたま『ミュージックステーション』を目にする機会がありましたが、そこに慎吾両津がまんま出演しており、一瞬『こち亀』はテレ朝で放送するものと混乱しました。番宣やりすぎでしょ。
他局で番宣みたいなことが堂々とまかり通るようになったのっていつからだろう。昔は局の垣根を越えることが出来なかったことで口惜しいこともあったけど、それが局ごとのカラーを守ってもいたと思う。今回のこととか、もはやキー局全部が系列局のようで、ますますどこを見ても同じにしか感じなくなったような気がします。
そうか、TBSのフジ化なんて氷山の一角なのか。
全てのテレビ局が持ちつ持たれつパクりパクられ、企画の使い回しは当たり前、目先の視聴率稼ぎで縮小再生産を繰り返した結果、全てのテレビ局はひとつに繋がっていたんですね。
閑話休題。
せっかくなので『こち亀』の感想。
個人的に『NIN×NIN忍者ハットリくん』以来、マギー脚本は信用していないので、OPで名前を見た瞬間ガッカリ、実際に見てウンザリでした。頑固親父と母親の死の責任を父親に向ける息子の確執ドラマなんて手垢が付きすぎたネタを何の捻りもなく見せるばかりとは。
散々言われているキャスティングですが、最初から『こち亀』ファンなんて無視しているのは明白。香取慎吾の両津はコントキャラでしかなく、もこみちの中川は嫌みな成金に成り下がり、香里奈の麗子は暴力スイーツと化している。良かったのは伊武雅刀の部長ぐらい。
とはいえ、今『こち亀』をドラマ化するならこの路線しかなかったんだろうと思わなくもない。そもそも原作『こち亀』の中身は「下町人情」「ギャグ」「ホビー」などなど、様々な要素がないまぜになって成立しています。
ドラマ化にあたっては下町人情を押し出す男はつらいよ路線が妥当ですが、それは丁寧な物作りが必須。金は出せぬが数字が欲しいとなると話題性優先のキャスティングで軽く見れる内容になるのは当然の結果かと。
まあ、それは既に『こち亀』である必要はないけどね。
だから私は
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