【DS】おさわり探偵 小沢里奈

【DS】おさわり探偵 小沢里奈

ジャンル:アドベンチャー
プレイ人数:1人用
発売元:サクセス



この前書いた通り、先日までDSタイトルを連続してプレイしていましたが、ひと区切り付いたので感想でも少々。まあ発売後どころか廉価版の、それも続編の廉価版が出ようかという時期にプレイしているので今更感満点ですが。

推理アドベンチャー──DSでなら『逆転裁判』シリーズなどが好きな私。ちなみに一番好きなのは『クロス探偵物語』(SS)。くそー、続編はもう無いのかなぁ。おっと話が逸れた。PS系タイトルはセガハード人生が長かったせいで肌に合わずほとんど遊んでいません。

とまあ、そんな私なので、タイトルに「探偵」と付いていては気になるのも当然。ただ、聞こえてくるのは探偵モノとは違うとの声。なんやかんやで月日が経ち、前回書いた経緯で購入に至った次第でした。



で、プレイした感触ですが……うん、確かに推理と聞いて思い浮かべるアドベンチャーとは違っていましたね。

でも面白い。

新米探偵《小沢里奈》が探偵として一人前になるために様々な事件に挑む。ただし依頼される事件は「夢が盗まれた」やら「妖精を助ける」といった一風変わったものばかり。さわり心地を調べることを趣味とする里奈は様々な物にタッチして事件を解決に導いていく。全4話。

基本的には推理要素は無く、物語を進めるフラグを探して画面内の物にタッチしていくだけのゲームと言えます。

ただ、ここに推理が無いかというとそうでもなく、次に何にタッチすれば道が開けるかを考える面白さはちゃんとあります。まあ、たまに「うわ、そんなの思いつかんわ」というのもありますが(笑)。



のんびりしたテンポや雰囲気、あと登場キャラクターらにハマるかどうかで評価も変わるかと。私はハマりました。

特に里奈と友人たちとのトリオっぷりがいい。

毎回事件を持ってくる天然でちょっと言動が変わっている《まなみ》と、事件と聞くや駆けつけて空回りしていく《ちとせ》。この2人によってノリは少年探偵団ならぬ少女探偵団といった趣になっています。

この「小学生の放課後」的な語り口を微笑ましく見れるかどうか。まあ、一部、"萌え"を見いだす人もいるでしょうか。



捜査(=本筋)の合間に様々な物のさわり心地を調べて「さわり心地図鑑」を作る、という寄り道要素はよくあるものですけど、実はこれが最後のオチにかかっていたりして。

もちろん図鑑を埋めなくてもクリアできます。
私は埋めたくなったので埋めました。

>>さわり心地図鑑
>>調査報告書一覧



少女探偵とその仲間たちが繰り広げるほんわかアドベンチャー。
そんな"おさわり"を楽しみたい向きにお薦めです。

★★★★

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