ポケットモンスターDP/ディアルガVSパルキアVSダークライ
●ポケットモンスターDP/ディアルガVSパルキアVSダークライ
監督:
本作はポケモン映画10周年記念作品にして『ダイヤモンド&パール』第1作でしたが、まあ10周年作品としての体裁はほとんどなく、総じて『ダイヤモンド&パール』の映画でしたね。
それにしてはヒカリの存在感が薄すぎですけど。
どうにも全体的な構成がイマイチでダラダラした印象。
それというのも「サトシたちの日常の裏で事件が進行している」という作りのためですが、ダークライとアリス(とアリシア)の関係性をハッキリと軸に据えたらもう少し締まった内容になったと思います。
冒頭のディアルガとパルキアの戦いも少々冗長。そりゃ実際に神と呼ばれるほどのポケモン同士が戦えば長引きもするでしょうけど、だからといって律儀にそのまま描写されても困ります。
短めにした「ディアルガとパルキアの戦い」「曾祖父の日記を読むトニオ」をアバンタイトルとし、本編前にアリシアとダークライのエピソードを挟むだけでも印象は変わると思うのですが。
ダークライ初登場時もアリスを見てハッとするダークライの感情描写をしっかり入れるとか、ディアルガとパルキアが現れた時の口惜しさを表現するとか、ダークライの感情の時系列が明確になれば物語の流れも良くなったと思います。
あとロバートらが声をアテたポケモントレーナーたちも1回きちんと見せた後は、街が異次元に飲み込まれようという段に街のあちこちで行動している姿をさらっと見せる程度で十分。
1本の映画としてエピソード配分が悪いんですよね。
複数人がパートごとに絵コンテを描き、それを監督がリライトして繋げるという作り方の悪いところが出たって感じです。
子供向けにエピソードの谷間を無くした結果というなら仕方ないですけど、それでも見せ方は悪いと思いますよ。まあ、全てはダークライというキャラクターの難しさでもあるわけですが。
いや~、完全に怪獣映画の体裁でしたね。だからこそ、その足元で繰り広げられる人間ドラマが重要なんですけど、子供向けイベントムービーにそこまで期待してはいけませんな。
ちなみに今回、途中で眠気が襲ってきたり、感想を書くまで時間が空いたりしたので、私が書いた内容がすでに本編にあったとしてもご容赦のほどを(苦笑)。
今回は10周年という節目だったので少々無理に劇場に足を運びましたが、ポケモンプレイヤーでもない身では配布ポケモンも意味がないし、来年はTV視聴にしようかなぁ。
監督:
- 湯山邦彦
- 松本梨香
- 大谷育江
- 豊口めぐみ
- うえだゆうじ
- 林原めぐみ
- 三木眞一郎
- 犬山イヌコ
- 石坂浩二
- 山本耕史
- 加藤ローサ
- 山寺宏一
- ロバート(秋山・馬場・山本)
- 中川翔子
どこか暗黒の空間で神と呼ばれる2体の巨大ポケモン、ディアルガとパルキアがぶつかりあっていた──。時を同じくしてアラモスタウンで曾祖父ゴーディの日記を読むトニオ。その日記には『時間と空間がぶつかりあい、怒りが街を包む』と書かれていた。
アラモスタウンを訪れたサトシたち一行は気球に乗るアリスと出会う。アリスの案内で天才建築家ゴーディの《時空の塔》を訪れるが、庭園のオブジェクトが倒されているのを見つける。人はダークライの仕業だと噂するが……。そして、とうとう街の上空にディアルガとパルキアが現れた。2体の戦いに巻き込まれた街は異次元空間に飲み込まれ始める……!
本作はポケモン映画10周年記念作品にして『ダイヤモンド&パール』第1作でしたが、まあ10周年作品としての体裁はほとんどなく、総じて『ダイヤモンド&パール』の映画でしたね。
それにしてはヒカリの存在感が薄すぎですけど。
どうにも全体的な構成がイマイチでダラダラした印象。
それというのも「サトシたちの日常の裏で事件が進行している」という作りのためですが、ダークライとアリス(とアリシア)の関係性をハッキリと軸に据えたらもう少し締まった内容になったと思います。
冒頭のディアルガとパルキアの戦いも少々冗長。そりゃ実際に神と呼ばれるほどのポケモン同士が戦えば長引きもするでしょうけど、だからといって律儀にそのまま描写されても困ります。
短めにした「ディアルガとパルキアの戦い」「曾祖父の日記を読むトニオ」をアバンタイトルとし、本編前にアリシアとダークライのエピソードを挟むだけでも印象は変わると思うのですが。
ダークライ初登場時もアリスを見てハッとするダークライの感情描写をしっかり入れるとか、ディアルガとパルキアが現れた時の口惜しさを表現するとか、ダークライの感情の時系列が明確になれば物語の流れも良くなったと思います。
あとロバートらが声をアテたポケモントレーナーたちも1回きちんと見せた後は、街が異次元に飲み込まれようという段に街のあちこちで行動している姿をさらっと見せる程度で十分。
1本の映画としてエピソード配分が悪いんですよね。
複数人がパートごとに絵コンテを描き、それを監督がリライトして繋げるという作り方の悪いところが出たって感じです。
子供向けにエピソードの谷間を無くした結果というなら仕方ないですけど、それでも見せ方は悪いと思いますよ。まあ、全てはダークライというキャラクターの難しさでもあるわけですが。
いや~、完全に怪獣映画の体裁でしたね。だからこそ、その足元で繰り広げられる人間ドラマが重要なんですけど、子供向けイベントムービーにそこまで期待してはいけませんな。
ちなみに今回、途中で眠気が襲ってきたり、感想を書くまで時間が空いたりしたので、私が書いた内容がすでに本編にあったとしてもご容赦のほどを(苦笑)。
今回は10周年という節目だったので少々無理に劇場に足を運びましたが、ポケモンプレイヤーでもない身では配布ポケモンも意味がないし、来年はTV視聴にしようかなぁ。
★★
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