犬夜叉/鏡の中の夢幻城
●犬夜叉/鏡の中の夢幻城
監督:
うん、良かったです。テレビではまず見られないであろう奈落にまつわるオリジナルエピソードというだけで犬夜叉ファンなら確実に満足出来る内容でしょう。
前作『時を越える想い』が劇場映画として単体で成立させようとして色々と無理をしていたのに対し、本作は肩肘を張らずに犬夜叉の世界を熟成させた感がありますね。
冒頭のキャラ紹介場面程度でいきなり倒される奈落。
『犬夜叉』を知る者なら「そんな訳ないよな」とすぐに分かり、それが大きな伏線だと気付くでしょう。こうした点からも本作はファン向けと言えるかもしれません。
テレビシリーズの方ではアニメオリジナル回の場合、どうしたって奈落や琥珀といったストーリーの骨格に関わるキャラの使用は避けざるをえない状況。
前作『時を越える想い』はそれと同様の方法論で作られていたため、『犬夜叉』の連続ドラマ要素が紡ぎ出す面白さが全く無くなり印象の弱い内容になったと思います。
作画部分も今回は全体的に統一感があっていい感じ。
前作『時を越える想い』では映画オリジナルの敵キャラのデザインに合わせて犬夜叉とかごめの2人のデザインだけをリファインするに留まっていたため、画面上ではテレビ用デザインままの弥勒や珊瑚たちと映画用デザインの犬夜叉たちが混在する違和感がありましたから。
(まあ、結局、前作は時間が圧倒的に足りなかったということなんでしょうけど)
もし、本当に奈落を倒したら……。
その後、犬夜叉は、弥勒は、珊瑚は……そして、かごめはどうするのか? それを考えさせてくれて面白かったです。
これはある意味「最終回先行映画化」なのかも?(笑)
アニメを見る人なら普通に楽しめる作品だと思いますよ。
ファンなら★ひとつプラスで。
監督:
- 篠原俊哉(『犬夜叉/時を越える想い』)
- 山口勝平
- 雪乃五月
- 辻谷耕史
- 桑島法子
- 渡辺久美子
- 上田祐司
- 日高のり子
- 森川智之
- 大神いずみ
- ゆかな
- 矢島晶子
- 原田美枝子(『愛を乞うひと』)
うん、良かったです。テレビではまず見られないであろう奈落にまつわるオリジナルエピソードというだけで犬夜叉ファンなら確実に満足出来る内容でしょう。
前作『時を越える想い』が劇場映画として単体で成立させようとして色々と無理をしていたのに対し、本作は肩肘を張らずに犬夜叉の世界を熟成させた感がありますね。
冒頭のキャラ紹介場面程度でいきなり倒される奈落。
『犬夜叉』を知る者なら「そんな訳ないよな」とすぐに分かり、それが大きな伏線だと気付くでしょう。こうした点からも本作はファン向けと言えるかもしれません。
テレビシリーズの方ではアニメオリジナル回の場合、どうしたって奈落や琥珀といったストーリーの骨格に関わるキャラの使用は避けざるをえない状況。
前作『時を越える想い』はそれと同様の方法論で作られていたため、『犬夜叉』の連続ドラマ要素が紡ぎ出す面白さが全く無くなり印象の弱い内容になったと思います。
作画部分も今回は全体的に統一感があっていい感じ。
前作『時を越える想い』では映画オリジナルの敵キャラのデザインに合わせて犬夜叉とかごめの2人のデザインだけをリファインするに留まっていたため、画面上ではテレビ用デザインままの弥勒や珊瑚たちと映画用デザインの犬夜叉たちが混在する違和感がありましたから。
(まあ、結局、前作は時間が圧倒的に足りなかったということなんでしょうけど)
もし、本当に奈落を倒したら……。
その後、犬夜叉は、弥勒は、珊瑚は……そして、かごめはどうするのか? それを考えさせてくれて面白かったです。
これはある意味「最終回先行映画化」なのかも?(笑)
アニメを見る人なら普通に楽しめる作品だと思いますよ。
ファンなら★ひとつプラスで。
★★★
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