怪獣大決戦ヤンガリー
●怪獣大決戦ヤンガリー
監督:
正直、物語はデタラメです。手柄を独り占めしようとする教授とか、発掘の危険性を訴える博士とか、スクープを狙う二流記者とか、設定が全く機能しないまま終了~(特に二流記者に至っては途中で物語から忘れ去られる有り様)。全体的には完全なC級作品。
でもね、本作の魅力はそんな些細なところには無いのです(オイオイ)。戦闘ヘリ、戦闘機が相手にならなかった結果、怪獣相手の切り札が空飛ぶ人間ジェット隊《Tフォース》という肉弾戦!……この発想!凄ぇ!凄ぇよ! どう見ても攻撃力不足! ヤンガリーの火炎で粉々!
CG宇宙船なども意外と頑張ってますし(まあ宇宙人自体は人形然としてますが)、怪獣映画ファンが長年思いを馳せていたCG怪獣への挑戦も一見の価値アリかと。ゴジラ、ガメラではない新規怪獣バトルはそれだけで燃えます。そして、何より大槻ケンヂ唄うテーマソングが最高!
このテーマソングによって面白さ5割増なのは確実。「見つけた化石をほじくるな~」や「子供が乗るバス安心(全?)だ~」(←うろ覚えで申し訳ない)といった怪獣映画のお約束への温かいツッコミの数々。DVDにはちゃんと入ってるようなのでレンタルで観るなら安心だ!
先日テレビ放送されたものは当たり前のようにエンディングがカットされてましたが、本作に限ってはエンディング無くてなんのヤンガリーかと放送局に問いたい。
興味があるなら観て損なし……とは言い切れない脱力映画なので、そうした脱力加減を楽しめる人なら観て損なし!
さて、それなりに真面目なトーンの話。
韓国の雄《ヤンガリー》に対して、更に伝説の怪獣となっている北朝鮮の雄《プルガサリ》……いつか『キングコング対ゴジラ』のごとく『プルガサリ対ヤンガリー』が作られる日が訪れることを夢見てますよ。いやマジで。
監督:
- シム・ヒョンレ
- ハリソン・ヤング(『プライベート・ライアン』)
- ドナ・フィリップソン
- リチャード・B・リビングストン(『幸福の条件』)
洞窟内で巨大な怪獣の化石が発見された。時を同じくして宇宙人が地球を侵略しに来た。宇宙人は侵略兵器として化石から怪獣《ヤンガリー》を甦らせた。しかし、ヤンガリーは宇宙人のコントロールを離れた。そこで宇宙人は別の怪獣《サソリゲス》をヤンガリーにぶつけることに。ここに地球の運命をかけた2大怪獣の戦いが始まった……!
正直、物語はデタラメです。手柄を独り占めしようとする教授とか、発掘の危険性を訴える博士とか、スクープを狙う二流記者とか、設定が全く機能しないまま終了~(特に二流記者に至っては途中で物語から忘れ去られる有り様)。全体的には完全なC級作品。
でもね、本作の魅力はそんな些細なところには無いのです(オイオイ)。戦闘ヘリ、戦闘機が相手にならなかった結果、怪獣相手の切り札が空飛ぶ人間ジェット隊《Tフォース》という肉弾戦!……この発想!凄ぇ!凄ぇよ! どう見ても攻撃力不足! ヤンガリーの火炎で粉々!
CG宇宙船なども意外と頑張ってますし(まあ宇宙人自体は人形然としてますが)、怪獣映画ファンが長年思いを馳せていたCG怪獣への挑戦も一見の価値アリかと。ゴジラ、ガメラではない新規怪獣バトルはそれだけで燃えます。そして、何より大槻ケンヂ唄うテーマソングが最高!
このテーマソングによって面白さ5割増なのは確実。「見つけた化石をほじくるな~」や「子供が乗るバス安心(全?)だ~」(←うろ覚えで申し訳ない)といった怪獣映画のお約束への温かいツッコミの数々。DVDにはちゃんと入ってるようなのでレンタルで観るなら安心だ!
先日テレビ放送されたものは当たり前のようにエンディングがカットされてましたが、本作に限ってはエンディング無くてなんのヤンガリーかと放送局に問いたい。
興味があるなら観て損なし……とは言い切れない脱力映画なので、そうした脱力加減を楽しめる人なら観て損なし!
さて、それなりに真面目なトーンの話。
韓国の雄《ヤンガリー》に対して、更に伝説の怪獣となっている北朝鮮の雄《プルガサリ》……いつか『キングコング対ゴジラ』のごとく『プルガサリ対ヤンガリー』が作られる日が訪れることを夢見てますよ。いやマジで。
★★★
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