鉄人28号

●鉄人28号

監督:
  • 冨樫森(『非・バランス』)
出演:
  • 池松壮亮(『ラストサムライ』)
  • 蒼井優(『害虫』)
  • 薬師丸ひろ子(『レイクサイドマーダーケース』)
  • 阿部寛(『トリック劇場版』)
  • 香川照之(『北の零年』)
  • 川原亜矢子(『旋風の用心棒』)
  • 中澤裕子(『ピンチランナー』)



太平洋戦争末期に開発が進められていた《鉄人計画》は終戦と共に封印された──。時は移って現代。幼い頃に研究者である父を亡くし、母と2人暮しの少年・金田正太郎は突然現れた黒い巨大ロボット《ブラックオックス》が東京タワーを破壊する様を目撃する。
正太郎の前に現れた1人の老人が正太郎を亡き父の研究所跡に導くと、そこには別の巨大ロボット《鉄人28号》が横たわっていた……。


つまらない。サイテー。
とにかくCGがCGくさい。動きに重さを感じない。
歩行姿勢で重心の移動が一切無いデタラメ。
東京タワーに真横に掴まれる巨大ロボットって何?
腕関節も股関節もピタッと微塵も動かないなんてソフビ人形かい。

最後なんて鉄人のパンチがゴン、なんじゃその威力の無さはと思ってたらブラックオックスがドタ~ン。酷い。

げっ、今、パンフを読み直してたら、鉄人らの動きってモーションキャプチャーなの!? あの堅い動きが!? しかも旧鉄人と新鉄人では動きの違いを表現するためにスーツアクターを変えてた!? ハイ、無駄無駄無駄。

着ぐるみで作った方がよっぽど良かったんじゃない?
テレビの戦隊ロボの方がよく出来てます。



ドラマ部分も出来損ない。
正太郎が気弱でオドオドしすぎ。
見たものを絶対忘れない「直感像資質」って意味分かんないよ。
しかもそれが鉄人操縦に必要だとはどうしても思えないよ。
そもそも「良いも悪いもリモコン次第」というぐらい、鉄人は誰もが操れる「力」の象徴なのに。
正太郎を『エヴァ』の適合者のような存在にするなんて阿呆以外の何者でもない。

そりゃ「テロ対策専門家は15才でマサチューセッツ工科大学成績トップの美少女」なんてキャラを作るようなセンスだもんね。今時のアニメっぽさにうんざり。そもそも天才少女に見えないし。



ああ、本当にこういうのやめて。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック