パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

●パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

監督:
  • ゴア・ヴァービンスキー(『ザ・リング』)
出演:
  • ジョニー・デップ(『フェイク』)
  • オーランド・ブルーム(『ロード・オブ・ザ・リング』)
  • キーラ・ナイトレイ(『ベッカムに恋して』)
  • ジェフリー・ラッシュ(『TATARI』)



おっ、意外と楽しめたぞ。我ながらビックリ。
『アルマゲドン』『パール・ハーバー』のジェリー・ブラッカイマー製作なので、本当にマジでこれっぽっちも期待してなかったんですけど……これは監督の力かな?(『ザ・リング』など飛躍は無いけど手堅い仕上がりでしたし)

それにしても、今回、アカデミー主演男優賞にジョニー・デップがノミネートされましたけど……主演ですか? 本来、この物語の主役はオーランド・ブルーム演じるウィルでは? 海賊に誘拐されたエリザベスを救おうとする中で、一癖ある海賊スパロウが関わることでドラマが動いていくという話だと思うんですけど。

……でも、実際のところは確かにスパロウが主役として演出されてるんですよね。これが違和感の元かと。本来、スパロウはロミオ&ジュリエットのような主役2人の脇で好き勝手行動するキャラクターでしょう(後にスピンオフ企画が生まれそうなタイプですな)。

言ってみれば、本作の作りって続編タイトルで見られるものですよね。シリーズの主役が毎度誰かの事件に関わっていくという。実際、続編企画も動いているそうなので、シリーズ作として捉えればこれで主演と言っても構わないのかもしれませんね。

おおっと、なんかジョニー・デップの事しか書いてないぞ。でも、楽しみ所はそんくらいだし。



内容自体はレンタルビデオ程度で十分。でも、本作のキモは大スクリーンでまさにアトラクション気分で観ることなので、家庭でもできるだけ大画面で観ることをお勧めします。

★★★

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