トランスポーター
●トランスポーター
製作/脚本:
リュック・ベッソンテイストで手堅くまとめられたアクション映画。『TAXi』+『レオン』と思い浮かべれば間違いない。まあ『WASABI』同様、縮小再生産品。でも、ぞんざいな作りの米産C級アクション映画なんぞより段違いに楽しめるので大丈夫……って比較するのが間違いか。
でも難点がひとつ。
主人公が黒のスーツをビシッと決め、逃走用に改造を施した車を駆り、ドライビングテクを駆使してクールに立ち回る!ってなノリが映画前半だけってのは看板に偽りありでは? 後半になるとヨレヨレのシャツでマシンガン片手にコンテナ倉庫の間を走り回り派手に立ち回るとくれば、坊主頭といい、印象はバタ臭いプチ『ダイ・ハード』です。
違いはその長身を活かしたカンフーアクション。見よう見まねというか教わった通りに動いてるだけながらも様になっているのは、さすが元オリンピック代表選手(飛び込み)。この手の香港スタイルはハリウッドではまともに描けた試しがないので、これは本作のアドバンテージ。
とりあえず普通に観れる佳作。タイトルのトランスポーター=運び屋という部分をもっと突きつめれば本作だけの魅力ってものがもう少し生まれたかも。惜しい。
製作/脚本:
- リュック・ベッソン(『レオン』)
- ルイ・レテリエ
- ジェイソン・ステイサム(『スナッチ』)
- スー・チー
- フランソワ・ベルレアン
- マット・シュルツ
- リック・ヤング
「一、契約厳守」
「一、名前は聞かない」
「一、依頼品は開けない」
それが凄腕の運び屋・フランクのモットー。だが、その日は違った。依頼品の荷物に入っている"人間"をつい気遣ってしまったのだ。荷物は1人の少女だった。そこから歯車は狂いはじめる。行きがかり上、少女をかくまうハメに。しかもその少女は人身売買される人たちを救って欲しいと言う。そこに追手の襲撃が迫る……!
リュック・ベッソンテイストで手堅くまとめられたアクション映画。『TAXi』+『レオン』と思い浮かべれば間違いない。まあ『WASABI』同様、縮小再生産品。でも、ぞんざいな作りの米産C級アクション映画なんぞより段違いに楽しめるので大丈夫……って比較するのが間違いか。
でも難点がひとつ。
主人公が黒のスーツをビシッと決め、逃走用に改造を施した車を駆り、ドライビングテクを駆使してクールに立ち回る!ってなノリが映画前半だけってのは看板に偽りありでは? 後半になるとヨレヨレのシャツでマシンガン片手にコンテナ倉庫の間を走り回り派手に立ち回るとくれば、坊主頭といい、印象はバタ臭いプチ『ダイ・ハード』です。
違いはその長身を活かしたカンフーアクション。見よう見まねというか教わった通りに動いてるだけながらも様になっているのは、さすが元オリンピック代表選手(飛び込み)。この手の香港スタイルはハリウッドではまともに描けた試しがないので、これは本作のアドバンテージ。
とりあえず普通に観れる佳作。タイトルのトランスポーター=運び屋という部分をもっと突きつめれば本作だけの魅力ってものがもう少し生まれたかも。惜しい。
★★★
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